クリーニングハウスきたがわ
花堂繁栄会
昭和33年(1958年)創業のクリーニングハウスきたがわ。 写真は二代目の北川昌信さんと奥さんの露子さん。 昌信さんは昭和44年に父親から跡を継ぎ、露子さんは結婚してまもなくの昭和45年から昌信さんと一緒に働いています。 ショッピングシティベルのすぐ近くにあるクリーニングハウスきたがわ。ピンクのデザインがかわいく目を惹きます。
店内は清潔感でいっぱい。
日当たりバツグンの店内は、露子さんの趣味で植物が元気いっぱいに育っています。お花も綺麗に飾られていますね。
取材に伺ったのは5月下旬で、衣替えのタイミングでした。
クリーニング店は超多忙なシーズン。
お布団もたくさんありました。
バックヤードに潜入。
ありました! 大きな洗濯機が!
左から「水洗い洗濯機」「乾燥機」「ドライ洗濯機」
ドライ洗濯機は一度に背広上下15組を洗うことが出来ます。
そして、このドライ洗濯機は高級外車が購入出来るくらいのお値段だそう。
昌信さん「他のクリーニング店よりも良い洗濯機で、お客さまの衣類をキレイにしたくて。それから私はシミ抜き、妻はどうしても落ちないシミに絵を描いてシミをなかったことにしたり 開いてしまっている穴やホツレをわからないように直したり、とにかく一生懸命でした。跡を継いで、燃えていましたよ。」
高度経済成長期の中、クリーニング需要はうなぎのぼり。また、クリーニング技術は職人の仕事でした。
おふたりは朝から晩まで活き活きと職人として働いてきました。
その姿勢は今も変わりません。
機械を使っても、たたんだり袋に入れたり、最後は手作業です。
一日中立ち仕事。
他にも汚れ物の回収や、クリーニングが終わった衣類などをお客さまのご自宅に届けるなど、休む暇がありません。
50年以上も、です。
脱帽、です。
卒業式でよく見る袴の上に着る着物が並んでいました。
この時期は着物屋さんがレンタルをした着物や袴が一斉に届くのだそう。 クリーニング店のあるあるみたいです。
「もぅ歳だから」「大変なのよ〜」と言うおふたり。 しかし、その表情はとても明るく、幸せそうでした。
クリーニングハウスきたがわ 福井市花堂南2-17-3
0776-35-1831
営業時間7:30〜19:00
定休日 日曜日・祝日