中島屋呉服店
呉服町中央商店街振興組合
創業 元禄十四年(1701年)の中島屋呉服店。
令和五年(2023年)の現在、店主と共にお店を盛り上げているのが奥様の中島光子さん。OLから約300年も続く老舗呉服店店主の妻になり、さぞかしご苦労をされたのでは とおはなしを伺うと、とても軽やかに人生を歩み楽しまれている様子。光子さんはその人柄でまわりを明るく幸せにする女性です。
取材をしたのは2月中旬。
広い店内の一角に雛壇がありました。
中島屋呉服店は、着物に関わるあらゆることを提供しています。
お仕立て、染め替え、お直し、洗い張り、丸洗い、シミ抜き、着方教室 などなど。
今回は、
こちらの2反の藤井絞に合う帯選びを光子さんにリードしていただきながら行いました。
まずはグレーの藤井絞。
菊の模様がありますが、夏以外であれば着用OKとのこと。
1本目の帯は、
夢訪庵(むほうあん)アラベスク花紋、なごや帯です。
2本目の帯は、
多ち花(たちばな)オランダ更紗、なごや帯。
同じ着物でも帯で印象がガラッと変わりますね。
楽しい♫
続いて、
亀甲つなぎの藤井絞。
1本目の帯は、
加賀友禅 北村和彦作「風車のある風景」(なごや帯)。
2本目の帯は、
夢訪庵 撚金箔刺繍「欧風花紋」(なごや帯)
いずれも自由なコーディネートですが、上品ですね。
季節や集うメンバー・行く場所で、コーディネートを変えるのも一考です。
たくさんの足袋が!
テレビドラマ化された池井戸潤氏の人気小説「陸王」。その執筆時に池井戸氏が取材をした『きねや』の足袋です。
こちらの右と左の足袋は同じ23.5cmですが、右の足袋の方が横幅が細い(短い)ですよね。
人それぞれ足のカタチが違います。また、正座時にちょっとキツく感じることもありますよね。
きねやは足のcmプラス上記の4つのサイズから足袋を作っていて、中島屋呉服店は以前からきねやの足袋を取り扱っています。
みなさんの足にしっくりくる1足と出会えますよ。
かわいらしいバッグがありました。
こちらはゴージャス感がありますね。
いずれも持ち手は真鍮で作られています。
着物はもちろん、洋服にも合いそうです。
中島屋呉服店では年に5回ほどイベントを開催しています。
近々のイベントはこちら。
「なかなか入りにくい、と言われるお店ですが お気軽にお入りください。」と光子さん。
まずはイベントで訪れてみてはいかがでしょうか。
呉服の世界を光子さんが親しみやすく案内してくださいますよ。
中島屋呉服店 福井市春山2-16-8
TEL 0776-24-1483
https://gofukugura.com/
営業時間 10:00〜18:00
定休日 水曜日・第2・4日曜日