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割烹 やました

呉服町商店街振興組合


オーナーであり料理人の山下和彦さん。

山下さんは福井県河野村(現 南越前町)のご出身。
幼い頃から魚に触れることが多く、小学2年生の時の作文に
「りょうりにんになって、りょうしんにはらいっぱいたべさせたい!」
と書いていたそう。

夢が実現します。

18歳になった山下さんは福井片町の『間海』で修業を積みます。厳しい大将に技と精神を鍛えられました。その後、他の料理屋や寿司屋でも学び、再び間海で研鑽。

そして昭和60年(1985年)にご自身の料理屋『割烹 やました』の看板を上げます。
創業は福井市手寄の手寄湯の前でした。

こちらは現在の『割烹 やました』(福井市順化)







この白いのれん、印象的です。
タクシー運転手に「やましたさん」と言わず「あの白いのれんの料理屋さん」と伝えれば到着するほど。

店内は椅子席とお座敷席があります。


こちらは2部屋あるお座敷席のひとつ。
落ち着いて食事を楽しむことができます。




季節ごとのお料理を山下さんにいくつか教えていただきました。
まずは冬。

ずわいのかに刺し。



うぅー、たまらん!

こちらは、せいこ丼。



続いて、三国の毛がに。



お次は、ふぐ。
てっさです。



あー、福井の冬、割烹 やました、サイコー!

いやいや、冬だけではありません。

春は、


のどぐろ。
割烹 やましたでは石川産ののどぐろを推奨しています。
身がふっくらしていて、上質な脂を持っているそう。


夏のヒトサラは、前菜。


目にも涼しげ。


秋は、坊ちゃんカボチャのグラタン。


こちらの写真は、さざえ・えび・若狭牛などが入ったグラタン。
その日によって具材が変わるのも一興です。


昔からの常連さんが「割烹 やましたの代名詞」と言うのが、こちら。



鯖寿司(通年)です。

コースではお寿司が登場しますが、もちろんこちらにも鯖寿司が乗ってきます。



割烹 やましたの鯖寿司は、分厚い身に閉じ込められた旨みが、噛むと程よい弾力と柔らかさから口の中に広がります。シャリとのバランスも素晴らしい。奇跡の鯖寿司です。

鯖寿司はもちろん、どの寿司も美味しいです。是非。


割烹 やましたは、食材の目利きも良く、山下さんの技が秀逸。食材が喜んでいるのが、食べるとわかりますよ。

単品でオーダーするも良し、コース料理をオーダーするも良し。
私は、コース料理でおなかいっぱいになったのに、ついつい季節の単品もオーダーしてしまいます。

「りょうりにんになって、りょうしんにはらいっぱいたべさせたい!」

ご両親だけではなく、ご来店のみなさんが〝はらいっぱい〟いただいていますね。

福井で食することの幸せを感じる 割烹 やました です。



割烹 やました 福井市順化2-24-11
TEL 0776-23-8853
営業時間 17:00〜22:00
定休日 日曜日(予約がある時は開店します)


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