まつやま酒店
福井市大名町通り商店街
まつやま酒店 三代目店主の松山正紀さんと奥さまの啓子さん。
来年 金婚式を迎えます。
通りから店内をチラリ。所狭しとお酒が並ぶだけでは足らず山積みになっています!
まつやま酒店は明治27年(1894年)にフェニックス通り沿いの現在の店舗場所で創業。昔も今もさまざまなお酒を販売しています。
この日、店内には日本酒・ウイスキー・バーボン・ジン・リキュール・ワイン・シャンパン・焼酎・ビール・発泡酒 などなどあらゆるお酒がありました。
興味をそそられます。
福井県の地酒も多くあります。
冷蔵庫を眺めていると、ベルギービールがたくさんありました。
「ベルギーは地ビールが多いんですよ。」
と、啓子さん。
続けて、
「ベルギービールはしっかり冷やして、大きめのグラスにゆっくり注ぐと、きめの細かい泡ができて泡の味わいも楽しむことが出来ますよ。」
ふむふむ。
「ベルギービールはアルコール度数が高いので、ゆっくり飲みます。だんだんぬるくなってきて、そうするとビールの香りが変わって それもまた良いですよ。」
ビールの香りを楽しむなんて考えたことがありませんでした。
ベルギーのビール会社はグラスも作っています。
デザインは各社もちろん違いますが、共通しているのは グラスが大きめであること、そして写真ではわかりませんがグラスの中底に刻印がされていて、その2つのことによりベルギービールを美味しく味わうことが出来るのだそうです。
↑
こちらの写真の右側『Duvel』は悪魔のビールと呼ばれているそうです。アルコール度数8.5%。飲んだら病みつきになってしまう魅惑のビールとのこと。
うっ、飲みたい、、、でも、戻れなくなってしまう、、、
ベルギーだけではなくヨーロッパではビールをゆっくり飲むので、何かが入らないようにフタがついている陶器製のビールグラスもよく使われているそう。
お洒落ですね。
ふと、コロナ禍の今日 フタ付きのグラスは良いかも、と思いました。
取材中にお客さまが。
啓子さんはお客さまのご希望を聞いて、オススメのお酒を丁寧ににこやかに説明していました。
この笑顔! 啓子さん、素敵です☆
コロナ禍で飲食店が休業になり閉塞感が出始めた時、まつやま酒店は店内飲み(時々 店のすぐ前飲み)を行なってみたそうです。
もちろん細心の注意を払って。
どの写真も笑顔であふれていますね。
街の 〝プチステーション〟 的な、誰もがリラックス出来る場所って良いですね。お店だけではなく街が元気になりそう。
松山さんご夫妻の娘さんは、
「北陸新幹線開業時には県内の人も県外の人もふらっと立ち寄ってもらえるようなスポットにしたい。」
と、おはなしをしてくださいました。
頑張れ! まつやま酒店! 応援させていただきます!
この記事の最初の写真ではご夫妻がそれぞれに大好きなお酒を優しく抱えています。
三代目は「春本番のこの時期だから。」と2種類のジンを。
啓子さんは一年中大好きな日本酒を。
ご夫妻と、今回写真では登場が叶いませんでしたが娘さんは、お酒についていろんなことをご存知です。おはなしを伺っているとまつやま酒店がミュージアムに見えてきます。
飲み助も そうでない方もお酒という文化が好きになりますよ。
まつやま酒店 福井市大手3-12-10
TEL 0776-22-4423
営業時間 9:30〜20:00
定休日 日曜日